※1、この話は、とてつもなくニッチな世界のお話になります。
※2、この話は、大掛かりなギャグもしくはフィクションも含まれています。
※3、この話は、うそはうそであると見抜け…(ry
Xentryとは何ぞや
さて、まずはXentryとは何ぞやという所から始まります。Xentry、また合わせてDASと言うような言葉があります。
読み方はセントリーとかエキセントリーって言います。
正体はメルセデスベンツ系列の車の診断をするプログラムです。
僕自身はAクラス(w176)乗りだったのですが、ある日を境にスマートロードスターへ出戻りしてしまいました。
Aクラスもスマートロードスターもベンツ系列なので、車体を検査したり設定を変更したりするにはXentryが必要になります。
ちなみにちょっと詳しい人ならわかるかもしれませんが、三菱ふそうのトラックなどもXenrtyで診断します。興味がある人は三菱ふそうの親会社を調べてみてください。
C3マルチプレクサー
次にC3マルチプレクサーとは何ぞやに移ります。マルチプレクサーとはXentryと車両をつなぐ際に必要なコネクタと中間の機器になります。
PC→マルチプレクサー→車両の形で接続して車両との通信を行います。
これも詳しい人ならわかりますが、そもそも現在の一般的な車にはODB2というコネクタがあり、そのコネクタとPCをBluetoothで接続したりもできます。
では、なぜマルチプレクサーが必要なのとかという、マルチプレクサーはベンツ系列でして使わない特殊なコマンドを送受信できるのと、そのコマンドを送るためにはXentryが必要…くらいのおおざっぱな感じでしかは解っていないのですが、多分そういう事です。
その気になれば、bluetoothのODB2ドングルだけでもいろいろできるのだと思いますし、そのような機器は存在してはいるようです。
C3とは何ぞやと言う事になりますが、これは機器のバージョンのようなものです。
最近のメルセデスはC4とかC5とかを使って車両との通信を行います。
なぜC3の話をするかと言うと、僕の持っているスマートロードスターは2005年製造なのです。新しすぎるC4やC5だと逆に使えない機能などが出てきているとの話なので、とりあえずC3で良いやと言う事なのです。
この薄灰緑の怪しげな危機がC3マルチプレクサー |
どこで手に入るのか?
本来これらの機器はディーラー専用のものになります。ディーラーに行って、一回5000円とかの接続料と言うのを払って設定を変えてもらったり、診断をしてもらいます。
…ですが、時々ディーラー以外にもメルセデスベンツ専門店とかスマート専門店の人たちが、診断機あります見たいな事をホームページ上で書いています。
どうして、彼らはディーラー用の機器を持っているのでしょう?
世の中には、これらの機器を販売している専門の業者がいるのです。
それでも、色んなショップやお店に診断機を売れるほど、専門業者は診断機をかき集めることが出来るのでしょうか?
つぶれた正規代理店の備品を買い取るとかでは間に合わないです。
答えの鍵は中国
この回答はおそらく中国と言う言葉にあります。ある種のパワーワードですね…。
ぁゃしぃ事には中華の影在り…、かどうかは知りませんがアングラに入り込むと中国と言うワードを無視することはできません。
そうです、中国ではメルセデスベンツはじめ、各社の診断機のコピーが大量に出回っているのです。
販売経路は中国系オークションサイト(aliなんちゃらとか)、eb〇yなどでも売っています。
ちょっと外国から買うのは怖い…とか、騙されそう…とか、色々な意見があると思います。大丈夫です、国内でもヤフ〇クとかメル〇リとかでも売ってます。
…ですが、どの国で買っても信頼性は大差ないと思います。
品質について
どの国で買っても信頼性は大差ないとかと言うのは何故か…、多分国内の業者も中国から買っているからです。なんだったら国内にいる外国人が売ってたりします。
おそらく、市場に出回っているディーラー以外の診断機の出どころは、ほぼ一緒ではないかと思います。
じゃぁ、どこで買っても大丈夫なんですねって言うと、またそれもすべてそうではないのですが…。
ただ、多分ハード的には99%以上どれも互換性があるような気がします。
※ただし、別に全部試したわけではないので保証はできませんし、責任も取れません。
※なぜなら、この話は壮大なギャグなのですから。
僕は、Aliなんちゃらと言うサイトで約3万円でHDD付きを購入しました。
ではリスクはないのか?
c3マルチプレクサーに関しては、それほど問題はないです。
じゃぁどこにリスクがあるかとすると、それはXentryです。
ここに大きな罠があります。と言うか業者から買った人でもここでのトラブルが多いです。
それはなぜか?
中華コピーを買う時にXentryのHDDも併せて購入できますが、それらのXentryの大概に中華トラップが含まれています。
何かをしようとすると、ダイアログが出てきて、「ここから先に進むには、このメールに連絡して、いくら払ったら使えるようにしてやるぞ」…みたいなヤクザみたいな話が発生します。
ヤクザみたいなって言うか、ヤクザです。
ちょっと前に実行するとファイルを暗号化して、ファイルを復活するためにはいくら払えって言うウィルスなのかマルウェアなのかが流行りましたが、そんな感じの仕組みが組み込まれています。
しかも、こういうダイアログを出すソフトを仕込んでるために、ソフトがめっちゃくちゃに不安定です。分かりやすい症状で、とにかく動作が遅かったりします。
多分、迂回させるソフトが元のソフトを監視して、リアルタイムでファイルを移動したりするのでしょう…。
そして、多分、業者も中華ソフトのままのXentryをそのまま売っている可能性が高いのです。
そうじゃないところもあるのでしょうが、真実は解りません。
なぜなら、この手の業者は何故か「うちの機械は本物です」と言ううたい文句を掲げているのです。
多分、本物は0.0001%もないと思います。
むしろきちんと使える偽物ですとかいたほうが正直で信頼できそうな気がします…。
対策方法
では、どのようにすれば良いのでしょうか?
自分の場合は答えは一つでした。
それは、自分でXentryを調達するです。
ここから更にわかりにくい話になりますが、基本、分かる人だけに分かればいいと言う感じに進んでいきます。
当初、購入したXentryは中華ブロック機能が含まれたvmwearのイメージでした。
元々古いのノートPCを持ってはいますが、vmwearなどの仮想PCで扱った方が何かあったときにバックアップも取っておきやすいと思っていたため、選びました。
しかし、上記のようなトラブルから自前でXentryを調達するために古いFMV MG/A75を用意しました(と言うか家で使わなくなったものがあった)
ちょうどそのような話をsmart乗りには有名な魚屋さん(と言えばわかる人にはわかる)からご自身が使ってた診断機のHDDを貸してもらえることになりました。
…が、そこにもトラップがあったのです。
HDDのコネクタがIDEの2.5インチ用…。
PATAともいいますが、めちゃめちゃ古いHDDの端子です。
当たり前なのですが、HDDのコネクタが刺さりません…。
そこで変換コネクタを用意して試しましたが、起動しませんでした。
そこで変換コネクタを用意して試しましたが、起動しませんでした。
正確には、windowsの起動画面が出るのですが、ブルースクリーンが一瞬出てすぐに再起動してしまいます。
古いHDDの場合、BIOSからAHCIモードをIDEに変えると動くというのが鉄則なのですが、それでも現象は解決しませんでした。
所説は色々あり、windowsにインストールされているドライバを削除すればよいなどの話もありますが、そもそもIDEで起動できるPCがないので、どうしようもありません。
…少し行き詰ってしまいました。
HDDには種類があった
ちょっと、先が見えなくなって悩んでいました。
海外サイトにはインストールマニュアルもあるのですが、いまいち情報が不確定だったり、通常手に入らないソフトが必要だったりのため現実的ではなかったです。
しかし、いくつかのサイトを読み漁るとわかってきたことがあります。
このXentryのHDDは販売サイトなどを見ても3種類のパターンで売られています。
- IBM T30
- DELL D630
- vmwear
大概がこの三種のバリエーションから選択しろと言われます。
そこで、vmwear以外の2機種のスペックを調べてみると…、
- IBM T30 → PATA
- DELL D630 → SATA
…となっています。
つまり、SATAであるDELL用のHDDのデータであれば、手持ちのFMVでも動く可能性が高いです。
そこで、DELL D630用のXentryのデータを探しました。
ここら辺はアングラな知識を勉強してくれるとどうにかなる話なので、割愛します。
どうにかして、「DELL630_STAR0712.tib」と言うファイルを見つけました。
tibファイルと言うのは、Acronis True Imageと言うHDDのバックアップソフトです。
このソフトはブート領域から、まるっとHDDのクローンを作れますので、非常に便利です。
単純にHDDの引っ越しの時などにも便利なので、ぜひ購入することをお勧めします。
手に入れたtibファイルをHDDに書き込み、FMVから起動…。
ついに中華ブロックの入っていない、Xentryが起動したのです。
ここからも長いので続く…と思う。
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